「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
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感想
方法論。抽象概念ともに地に足がついた実践しやすいもので良著でした。
テーマは読書術ですが、扱っている要素は多岐に渡り知的生産術として学べるところも多かった。 読んで、実践しようと思ったのは
本屋さんに行き、同テーマの本を装丁から4,5冊選んで買う
引き続きメモを取りながら読む
自分が手に取らない分野を知り、アンテナを張る
読書メモ
「読み始める前の準備」で読解力は劇的に上がる!
装丁読み
ただ、「タイトルを読んでいるかどうか」ただ、「本のカバーや帯の言葉をきちんと読んできたかどうか」そんな些細なことで、この文章が「読みやすいかどうか」が分かれてしまうのです。P.24
「文章の外のヒント」を吸収しておけば、文章のおおよその内容を想像することができます。
近頃は帯に「○○さんも絶賛!」始め読む準備として大事な情報があるから捨てない方がよさそう
いわば、本と読者との初対面の場が「装丁」なわけです。その「初対面」の場で、読者に興味を持ってもらえなければ、本は買ってもらえません。なので、ほとんどの本は装丁に多くの情報を詰め込んでいるのです。P.33
一方で経験上。目次はそうでないパターンも。細部まで目を通してもらうために核心に触れていないパターンが散見される p.43に記載あるように著者のことをネットで調べてみる。のは良い
そもそも、本買うときは著者ベースで買う場合が多いがtomoki.icon
仮設作り
書き手の意図と完全に合致することはなく、また読み手ごと、読むタイミングによって違うので毎回しっかり意識し必要な情報のみを素早く拾うのが良さげ
「仮設作り」では、「自分のゴール」と「自分のスタート地点」をはっきりさせれば「本の大筋の流れがわかる」と言いましたが、これぬて普通に考えたら変な話ですよね。(中略)でも、実は当たり前の話なんです。なぜなら本は、「読まれるために」作られているから。(中略)なので、読者が設定するほとんどの目標は、著者がきちんとすくってくれているものなんです。P.59
確かになぁと。こう考えると「仮設作り」は本を買う前に行う必要があるね。本屋でバーっと本を見て回るのは大事
取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える
「本を読む」という行為は、「相槌も打たず、メモも取らないで先生の話を聞く」状態に近いんです。「ただ文を読むだけ」「ただ文字の羅列を見るだけ」。P.63
違和感や質問が発生したら忘れずメモとるのが良い
姿勢の効果は全くバカにできません。姿勢が悪いと神経を集中させにくく、ミスをしてしまいがちになるのです。P.66
読書時の姿勢が健康ではなくインプット面で影響があると書いている本は珍しい
記者になることで、「ただの事実」に感情という名の「色」をつけることができるP.70
そうやって色が付いていれば、「文章の流れ」をおいやすくなります。
よく、「文章の流れが理解できない」「論理の展開が読めない」と嘆く人がいますが、それは「感情」を読み取らず、文章をただの事実の羅列として見ていることに原因があります。P.72
たしかに!今だとまだ、あらゆる文章は人によって紡がれているので、そこには多かれ少なかれ感情…というか意思が乗っているので書いている人の心の動きに目を向けると読みやすそう
読み始める前に著者を調べる。のと近い
「弁論のテクニック」として、「突っ込んで欲しい主張の『穴』をわざと作っておく」というのがいちばんの極意だそうです。(中略)多くの著者も、、同じことをやっています。(中略)その場では質問に対して回答を提示せず、わざと後になってから答える。こうすることで、読者を引き込むわけです。優れた読者は、ちゃんとそこで引き込まれます。P.85
ワークショップやレクチャ作るときに大事なテクニック。いかに初期に質問してもらうか?そんな流れと場の雰囲気を作るのが一番大事 追求読み
本の主張が前提としている内容が正しいのか?そもそも主張が正しいのか?自分の感性にて疑問を持ちその検証のために深く調べる読み方
整理読みで難しいことも「一言」で説明できる
「一言で言い表すことができるかできないか」。これが、文章をわかっているかわかっていないかの分水嶺なんです。(中略)東大も、「短くまとめられる=ちゃんと理解している」だととらえています。P.105
たしかに、一言化出来る人は文章を理解できていると思うが、一言化には文章の内容理解だけでなくその相手に何を伝えるべきか?という相手の理解も入るので、本に書いている内容だけでは無理かと
文章や本というのは、著者の「結論」言いたいこと」が冒頭に来ることが多いです。P.111
翻すと、冒頭に結論がない文章は一般例から外れていて読みにくい。と。
P.125〜140あたりには国語の読解問題の読み方がたくさんあげられている
翻すと、文章の書き方にもなるので読んでおくと良い
検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける
同時並行で複数の本を読むことで、「意見の偏り」を避け、「主体的な読書」が可能になる!P.146
別の角度や別の視点・別の文章から出てきた、いわば「未知の情報」の中に「何度も見て着る情報」があったほうが、海馬は「重要な情報だ」と判断しやすいP.152
https://gyazo.com/50cd9415160f86d79e1f292a26dc1fbbP.170
「え? 言葉の定義なんて議論になるの?」と思うかもしれませんが、実は多くの議論というのは、そもそも「言葉の定義」自体が違っていることが多いんです!
「得るものが多い本」をどう探すのか
ベストセラーを読む
ベストセラーとは、往々にして「議論を呼ぶ」本P.239
本当に読むべき価値のない本というのは、誰にも何の感慨も残さない本です。
他人に薦めてもらう
自分が読んで面白かった本の著者も信頼できる他人
時代を超えて読み継がれている古典
古典作品は、どのような分野であれ「考え方のベーフ」になっていることが多いです。
今年のマイテーマを決める
本は同じ分野をある程度いっぺんに読んだほうが、得られるものは多い
僕の経験則ですが、1テーマ10冊程度読めば、その分野についてある適度のことは理解できます。
コンサルが新分野で仕事するときに数十冊の本を一気に読むというけど、その方が効率良いだろうな